ベビーケア
寝返りはいつから?時期の目安と、うつぶせで寝てしまうときの対処
赤ちゃんの寝返り・寝返り返りはいつから始まりますか?こども家庭庁の調査に基づく時期の目安、促し方、そして睡眠中にうつぶせになってしまったときの安全な対処法を解説します。
公開日:
この記事は一般的な情報提供を目的としており、専門的な医学的助言に代わるものではありません。お子さまについては必ず小児科医にご相談ください。
出典:WHO・CDC・AAP・NHS。推奨は国によって異なります。日本については日本小児科学会をご確認ください。
寝返りはいつから始まりますか?
こども家庭庁が実施した「令和5年度乳幼児身体発育調査」(一般調査、全国の乳幼児が対象)によると、「ねがえり」は生後6〜7か月未満の乳児の90%以上ができると回答されています。月齢別に見ると、生後4〜5か月未満で56.9%、5〜6か月未満で89.7%、6〜7か月未満で97.6%、7〜8か月未満で100.0%と、この時期に急速にできる赤ちゃんが増えていきます。
日本では、あおむけからうつぶせになる最初の寝返りを「寝返り」、そこからさらにうつぶせからあおむけに戻ることを「寝返り返り」と呼ぶことが一般的です。どちらが先にできるかは赤ちゃんによって異なります。米国小児科学会(AAP)は、うつぶせからあおむけに戻る動きのほうが先にできる子が多いとしつつ、逆の順番も正常だとしています。どちらが先でも、体幹の使い方が違うだけで、発達の良し悪しを意味するものではありません。
知っておきたいこと:
おすわりやひとり歩きのようにはっきりとした「注意すべき年齢」が一つに決まっているわけではありません。早めに寝返りをする赤ちゃんもいれば、寝返りをほとんどせずにおすわりへ進む赤ちゃんもいます。それでも、寝返りは赤ちゃんが自分の力で体を動かし始める最初のはっきりしたサインの一つです。
無料ツール: 赤ちゃんの月齢計算機:生後何週・何ヶ月かをすぐ計算
寝返りを促す方法
寝返りを無理にさせることはできませんが、必要な筋力と動機づけを育てることはできます。
- 生まれた週からの毎日のうつぶせ時間 — 寝返りに必要な首、肩、体幹の筋力を育てる最も重要な準備です。週ごとの進め方はうつぶせ時間ガイドをご覧ください。
- おもちゃを少し横にずらして手の届かない位置に置く — うつぶせ時間中やあおむけの状態のときに、体をひねって取ろうとする動機になります。
- 床の自由なスペースを確保する — バウンサーやチャイルドシートで過ごす時間を減らし、安全な床の上で自由に動ける時間を増やしましょう。
- 赤ちゃんと同じ高さに顔を近づける — おもちゃよりも、あなたの顔の方が強い動機づけになることがあります。
うつぶせ時間は、寝返りとその後に続くハイハイ(ずりばい・はいはい)への準備でもあります。
睡眠中にうつぶせになってしまったら?安全な対処
こども家庭庁は乳幼児突然死症候群(SIDS)予防のポイントとして、「1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせましょう」としています。これは寝返りができるようになった後も変わらない基本のルールで、寝かしつけの時点では必ずあおむけにしてください。
では、赤ちゃんが自分で寝返りをしてうつぶせになってしまった場合はどうすればよいでしょうか。日本の公的機関のページでは、この具体的な状況への対応までは明記されていませんが、米国小児科学会(AAP)は、あおむけ→うつぶせ・うつぶせ→あおむけの両方向に赤ちゃんが自力で寝返りできるようになっていれば、寝ている間に何度もあおむけに戻す必要はないとしています。まだ片方向にしか寝返りができない段階(例えばあおむけからうつぶせだけ)では、うつぶせのまま見つけたときはあおむけに戻してあげましょう。
寝返りをするようになっても変わらず大切なこと:
- 寝かせる時点では毎回必ずあおむけにする(こども家庭庁)
- 消費者庁は「敷布団やマットレス等の寝具は硬めのものを使用しましょう」としており、やわらかい寝具に顔が埋もれないようにする
- ベビーベッドの中に枕、ぬいぐるみ、クッションなど柔らかいものを置かない
- 掛け布団の代わりに、袖のあるスリーパーを使う
安全な睡眠環境全体については赤ちゃんの安全な睡眠ガイドをご覧ください。
寝返りとおくるみ(スワドル):やめるタイミング
赤ちゃんがうつぶせ時間中やベッドの中で寝返りをしようとする様子が少しでも見られたら、それがおくるみ(スワドル)をやめるタイミングです。米国小児科学会(AAP)は、寝返りをしようとしているように見えたらおくるみを中止すべきだとしており、おくるみをしたまま寝返ってうつぶせになると窒息のリスクが高まるとしています。
理由ははっきりしています。おくるみで腕が固定されていると、うつぶせになったときに腕で体を支えたり、顔を横に向けたりすることができません。寝返りの兆候が見られた時点から、腕が自由に動くタイプのスリーパーに切り替えましょう。
小児科医・乳幼児健診に相談すべきタイミング
こども家庭庁の調査では生後6〜7か月未満で90%以上の赤ちゃんが寝返りをするとされていますが、これはあくまで目安であり、範囲には幅があります。次のような様子が見られる場合は、乳幼児健診や小児科の受診時に相談してください。
- 生後7〜8か月を過ぎても、うつぶせ時間中に体を持ち上げようとしたり、体をひねったりする動きが全く見られない
- 体の左右で動きや力の入り方に明らかな差がある
- 周囲への興味や、自分から動こうとする様子がほとんど見られない
- 生後4か月頃になってもうつぶせ時間中に頭を持ち上げるのが難しい
寝返りの後に続く運動発達の目安は赤ちゃんの運動発達の目安ガイドで、また発達マイルストーンチェックリストで全体の発達を記録できます。
よくある質問
寝返りと寝返り返り、どちらが先にできるようになりますか?
どちらが先にできるかは赤ちゃんによって異なります。米国小児科学会(AAP)は、うつぶせからあおむけに戻る動きが先にできる子が多い一方、逆の順番も正常だとしています。どちらの順番でも、発達の目安の範囲内であれば心配はいりません。こども家庭庁の調査では方向を区別せず「ねがえり」全体の通過率が示されており、生後6〜7か月未満で90%以上の赤ちゃんができるようになります。
睡眠中に赤ちゃんがうつぶせになってしまいます。危険ですか?
寝かせるときは必ずあおむけにしてください——こども家庭庁は「1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせましょう」としています。赤ちゃんが自分の力で寝返りをしてうつぶせになった場合、米国小児科学会(AAP)は、あおむけ・うつぶせの両方向に自力で寝返りできるようになっていれば、そのたびに戻す必要はないとしています。心配なのは寝返りそのものではなく、やわらかい寝具や隙間など、うつぶせのときに口や鼻がふさがれる環境です。
寝返りを始めたら、おくるみ(スワドル)はいつやめるべきですか?
寝返りをしようとする様子が少しでも見られたら、その時点でおくるみは中止のタイミングです。米国小児科学会(AAP)は、寝返りをしようとしているように見えたらおくるみをやめるべきだとし、おくるみをした状態でうつぶせに寝返ると窒息のリスクが高まるとしています。腕が自由に動くタイプのスリーパー(スワドルアップの卒業後に使うようなもの)に切り替えるのが安全です。
生後6ヶ月なのに寝返りをしません。心配すべきですか?
こども家庭庁の令和5年度調査では、生後6〜7か月未満で90%以上の赤ちゃんが寝返りをするとされていますが、これは「ほとんどの赤ちゃん」の目安であり、個人差の範囲は広いです。うつぶせ時間中に体を持ち上げようとする、体を左右にひねる、片方に体重をかけようとするなど、寝返りに向かう動きが少しでも見られれば、多くの場合は時間の問題です。7〜8か月を過ぎても寝返りに向けた動きが全く見られない場合は、乳幼児健診や小児科で相談してください。
Whispie
お子さん自身のリズムを学ぶ睡眠予測、授乳と成長の記録、予防接種のリマインド、週ごとの妊娠記録。妊娠期から幼児期まで。
Whispieの他のアプリ
毎週の育児のヒントを、迷惑メールなしで
お子さまの時期に合わせた科学的なアドバイスを、メールで直接お届けします。